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リュドミラ・サベリエーワ主演 「戦争と平和・第1部」 (1965年) |
「私が17、8らいの頃に、ロシア映画の『戦争と平和』を見ましたね。オードリー・ヘプバーンのハリウッド版が有名だったから、どうしても比べちゃった(笑)。雰囲気は全く違ってましたね。でも、すごい超大作で、その迫力にびっくりしたのを覚えてます。」
「長い映画でしたねえ。2本に分かれてたけど、合わせると7時間くらいあった。撮影にもかなり時間をかけたって聞きましたね。ハリウッド版よりも真面目で暗い感じだったけど(笑)、原作にはあっちの方が忠実でしたね。お金も、すごくかかってた。」
「あの主役の女優さん、可愛かったわ。オードリーとは、また違った感じでしたね。」
「綺麗でしたねえ。リュドミラ・サベリエーワ。清純な雰囲気はヘプバーンと一緒だったけど、もっと静かで、よりか弱い感じでしたね。僕は好きでしたよ(笑)。」
「ロシアの女優さんが日本で騒がれるなんて、今じゃ考えられないですよね(笑)。」
「ロシア映画なんて聞かされても、今はピンと来ませんからね(笑)。当時は冷戦中だったんで、アメリカへの対抗意識から大作が作られたんでしょうね。反面、『雪解け』の時代でもあったから、比較的自由な表現も許されたのかも知れない。同じ頃、『カラマーゾフの兄弟』も映画化されましたね。それまで、ドストエフスキーは、ソ連では発禁だったそうですよ。」
「『カラマーゾフの兄弟』って、自分の父親を殺す話でしたよね。確かに、保守的な国では読むのを許されないかもしれませんね。当時、トルストイの『アンナ・カレーニナ』も映画になったけど、あれは不倫の話だったし。それはそうと、あの映画でのロシアの上流階級の雰囲気は、とても華やかで素敵でした。やっぱり本場ものは違うなと思いましたね。それに、ウロンスキー役の俳優さんが、とてもハンサムでした(笑)。」