50年代映画の思い出(1)

映画専門オンライン古書店「映画大好きこの指止まれ」

このお店の
ご紹介
外国映画史
あれこれ
商品のご注文、
お問い合わせ
商品リスト
(映画雑誌及び
映画関連本)
サイトマップ

HOME外国映画史あれこれ50年代の女優男優50年代映画の思い出(1)>50年代映画の思い出(2)

「あと、印象に残っているのは、ヒッチコックの映画ですね。『裏窓』とか『知りすぎていた男』とか、いつもスリル満点でドキドキしながら見ていました。」


「裏窓」(1954年)

「当時はサスペンスものと言えば、ヒッチコックでしたね。ところで、今の2本ともジェームズ・スチュワートが出ていましたが、本当にいい俳優さんでしたよね。僕は大好きでしたよ。品があって、人が良さそうで。いい意味でアメリカ人らしい人でしたよね。」

「私も大好きでした。あの人が出てるだけで安心感があったわ。背が高くて、素朴な人でしたね。『グレン・ミラー物語』で、とても感動した記憶が残ってます。」


「グレン・ミラー物語」
(1954年)

「あの映画には、ジューン・アリスンが奥さん役で出てましたね。あの人も朗らかで健康的でアメリカ的な女性だった。」

「2人とも、背中に星条旗がはためいていそうなタイプだったのよね(笑)。」

「ジェームズ・スチュワートが出てる映画では、『翼よ!、あれが巴里の灯だ』も、実に素晴らしい映画でしたよ。リンドバーグの大西洋横断飛行の話なんですが、ご覧になりました?。」

「ええ、最後、エッフェル塔が見えてくる場面には、本当に感激しました。」

「音楽の映画では、『グレン・ミラー』の他にミュージカルものも色々ありました。『雨に唄えば』や『南太平洋』が有名ですね。」

「ああ!!、懐かしいわ!。両方とも見ましたね。「雨に唄えば」はジーン・ケリーだったかしら。雨の中で傘をさしてタップダンスを踊るシーンが有名よね。見ていて一緒に踊りたくなったの(笑)。音楽といえば、当時は、プレスリーがすごい人気だったわね。映画にもいっぱい出てたましたね。」


エルビス・プレスリー
「監獄ロック」(1957年)

「僕の高校時代に、プレスリーが『ハートブレイクホテル』を発表して、ものすごく騒がれ始めた。それまでは、フランク・シナトラとかナット・キング・コールみたいなテンポのゆっくりとしたバラードが主流だったから、当時は衝撃的でね。若者の心をいっぺんにとらえた。」

「水あめさんは、服装はアイビーなのにロックは好きだったのね(笑)。」

「そうか、面白いよね(笑)。とにかく、ロックのLPはいっぱい買いましたね。バディー・ホリーやリッチー・バレンス、『ダイアナ』のポール・アンカや「ビーナス」のフランキー・アバロンとか。」

「次々と、若者向けの音楽が出て来た時代でしたね。大人たちは顔をしかめてたけど(笑)。」

「目新しさと言えば、ディズニーアニメも色々ありましたね。」

「最初に見たのは、小学生の時の『シンデレラ』ですね。初めてのアニメだったから、何だかワクワクしたのを覚えてます。色彩の美しさにはびっくりしましたね。」

「今見ても古さを感じないでしょうね。おまけに、僕らの頃は、日本のアニメがなかったでしょう?新鮮さも格別でしたね。『わんわん物語』とか、『百獣の王ライオン』とか。もう少し後の「眠れる森の美女」のときは、僕はもう大人でしたけど、それでも行きましたね(笑)。」

「ディズニーの人気は不変ですよね。うちの娘も、『美女と野獣』とか『アラジン』を見てましたよ。水あめさんが、一番お好きだった映画って何かしら?」

「うーん、色々ありますけどねえ。中学の頃に見たのでは、『恐怖の報酬』ですかね。」


「恐怖の報酬」
(1952年)

「イヴ・モンタンよね。」

「そう、『枯葉』のシャンソン歌手としてよりも、僕にはこの映画の印象の方が強いですね。」

「最後は死んじゃうのよね。」

「そうなんですよ。ニトログリセリンを運ぶトラック運転手の役なんだけど、運んでる間は実に慎重でね。見てる側はハラハラしてるわけなんですけど、無事運びきるんですよ。なのに報酬をもらって気分良く帰っている途中に間違って崖から落ちて死んじゃう。」

「メッセージ性も感じられる話だわね。」

「当時は深く考えずに見たんだけど、なぜかすごく気に入ったんですよね。中学の頃って、やっぱり多感だったしね。高校時代に見た「戦場にかける橋」も忘れられない作品ですね。あれも、せっかく作った橋が最後に爆撃されるのがショックだった。」


「戦場にかける橋」
(1957年)

「慕情」
(1955年)

「旅情」
(1955年)


「戦争の無意味さを思い知らされる話でしたね。『クワイ河マーチ』はやっぱり名曲だわね。そういえば、あの映画、ウィリアム・ホールデンが出ていたでしょう?素敵な二枚目さんでしたね。「麗しのサブリナ」にも出てたけど。」


『当時は、人気が高かったですね。『慕情』あたりで、特に騒がれてたような気がします。」

「『慕情』での演技はロマンチックで素晴らしかったんです。彼が朝鮮の動乱で死ぬ場面には、涙がポロポロこぼれましたね(笑)。香港の景色もきれいでしたし、音楽も歴史に残る名曲でした。」

「相手の女医役のジェニファー・ジョーンズも、いい女優さんでしたね。」

「『終着駅』とか、『武器よさらば』とか、立て続けに名作に出てましたね。激しい恋に身をゆだねるような役が、とても似合う人でした。そういえば、少し似たような映画で、キャサリン・ヘプバーンの『旅情』っていうのもあったわね。」


「慕情」
(1955年)

「旅情」
(1955年)

「キャサリン・ヘプバーンは演技派というイメージでしたね。色気はあまり感じられなかった(笑)。相手役は確かロサノ・ブラッツィ。」

「あの人もハンサムでしたね。でも、『慕情』も『旅情』も少しあとにもう一度見て感動したような気がします。当時の私は若すぎたのかもしれませんね(笑)。あの頃は、やっぱりオードリーが新鮮でした。『戦争と平和』や『昼下がりの情事』なんかも見ました。」


「昼下がりの情事」
(1956年)

「戦争と平和」
(1955年)

同じく「戦争と平和」

50年代映画の女優達 50年代映画の思い出(2)










50年代映画の女優達(前ページ)


50年代映画の思い出(2)(次ページ)